“躍出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おどりい30.0%
おどりだ30.0%
をどりい20.0%
とびだ10.0%
をどりいで10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かずきの外へ躍出おどりいでて、虚空こくうへさっと撞木しゅもくかじうずまいた風に乗って、はかまくるいが火焔ほのおのようにひるがえったのを、よくも見ないで
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
殊に小説の梗概こうがいでも語らせると、多少の身振みぶり声色こわいろを交えて人物を眼前めのまえ躍出おどりださせるほど頗る巧みを究めた。二葉亭が人を心服さしたのは半ばこの巧妙なる座談の力があった。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
なさいいまだ、いま初日出はつひのでだ』と老人らうじんひつゝ海原うなばらとほながめてるので、若者わかものつれられておきながめました、眞紅しんくそこ黄金色こんじきふくんだ一團球いちだんきういましもなかば天際てんさい躍出をどりいでて
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
多助の云うことに感じて泣いたと云うくらいの名馬でありますから、今太左衞門が丹三郎の一刀のもとに殺されようとする有様を見ると、ボーンと厩から躍出とびだしました。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
朝日あさひなみ躍出をどりいでるやうな元氣げんきひと何時いつもつなければならぬ。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)