“躍入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をどりい50.0%
おどりい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫は出でていまだ帰らざれば、今日ののしさわぎて、内に躍入をどりいることもやあらば如何いかにせんと、前後のわかれ知らぬばかりに動顛どうてんして、取次には婢をいだり、みづから神棚かみだなの前に駈着かけつけ、顫声ふるひごゑ打揚うちあ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ともかくも成らんとて、其処そこ躍入をどりいりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わが年はまだ十三にて、はじめは何事ともわきまへざりしが、のちには男の顔色もかはりておそろしく、われにでもあらで、水に躍入おどりいりぬ。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)