“打揚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちあ50.0%
うちあが25.0%
うちあげ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にほひこぼるるやうにして彼はなみに漂ひし人の今打揚うちあげられたるもうつつならず、ほとほと力竭ちからつきて絶入たえいらんとするが如く、手枕てまくらに横顔を支へて、力無きまなこみはれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
連れて来られた女中たちは、そんなことは知らずに大喜びで、馬場や、見物客や、打揚うちあがる花火を見てそわそわとしていました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
花火のようすはその前から若主人を通じて聞かされていた。打揚うちあげも多数あるが、その夜の興味の中心は流星という仕掛ものにある。