“声色”のいろいろな読み方と例文
旧字:聲色
読み方割合
こわいろ86.6%
せいしょく7.2%
こはいろ2.1%
いろ1.0%
こえ1.0%
しょうしき1.0%
せいしよく1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
教授に逢って二三世間話をし、その間に貴様が教授の声色(こわいろ)や癖を研究する。それから突然二人で教授を縛り上げて猿轡(さるぐつわ)をかませる。
稀有の犯罪 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
終(つい)に「大雅思斉(たいがしせい)」の章の「刑干寡妻(かさいをただし)、至干兄弟(けいていにいたり)、以御干家邦(もってかほうをぎょす)」を引いて、宗右衛門が雝々(ようよう)の和を破るのを責め、声色(せいしょく)共に厲(はげ)しかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
茶話会の余興に声色(こはいろ)ぐらゐぢや気分が出ないから一層大仕掛に水泳部主催で芝居興行をやらかさうぢやねえか、といふことになつて、忽ち相談がまとまり、外題は一番目が千代萩床下の場
浜尾新先生 (新字旧仮名) / 辰野隆(著)
声色(いろ)あるさまに羞(は)ぢてかや
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
といった声は、正しく女の声で、黒吉の鼓膜に残っている声色(こえ)であった。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
偈(げ)を説いていうには、「身現二円月相一、以表二諸仏体一、説法無二其形一、用弁非二声色一」[身に円月相を現じ、以て諸仏の体を表(ひょう)す、説法其(そ)の形(かたち)無し、用弁(ようべん)は声色(しょうしき)に非ず]。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
声色(せいしよく)飲食(いんしよく)は、その美なるをこのまず、第宅(ていたく)器物(きぶつ)はその奇なるを要せず、あれば則ちあるに随(したが)ひてこれを楽しみ、無くば則ち無きにまかせて晏如(あんじよ)たり。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)