声色こはいろ)” の例文
旧字:聲色
茶話会の余興に声色こはいろぐらゐぢや気分が出ないから一層大仕掛に水泳部主催で芝居興行をやらかさうぢやねえか、といふことになつて、忽ち相談がまとまり、外題は一番目が千代萩床下の場
浜尾新先生 (新字旧仮名) / 辰野隆(著)
女の声色こはいろのつもりなのを、木村は朗々たる男声で歌ふが如く口吟んだ。
(新字旧仮名) / 牧野信一(著)