躍出おどりい)” の例文
かずきの外へ躍出おどりいでて、虚空こくうへさっと撞木しゅもくかじうずまいた風に乗って、はかまくるいが火焔ほのおのようにひるがえったのを、よくも見ないで
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかるときは英雄も豪傑も国中より躍出おどりいで国家の御用に立つべし。くれぐれもこの企てこそあらまほしき限りなれ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
おおかみ躍出おどりいでて、一斉に太郎が前にぬかずけば
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)