“楫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かじ63.6%
かぢ29.5%
かい6.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ人事を区処くしょする、まさずその結局をおもんぱかり、しかして後に手を下すべし、かじきの舟をなかれ、まときのを発するなかれ」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
〔譯〕凡そ人事を區處くしよするには、當さに先づ其の結局けつきよくの處をおもんぱかりて、後に手を下すべし。かぢ無きの舟はなかれ、まと無きのはなつ勿れ。
と挨拶してから朝飯を済まし、亭主からかいを一本買受けて、小刀でけずり始めた。が、朝寝をしている間に、可成り小次郎への対策を考えていたらしい。
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)