“楫子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぢこ66.7%
かじこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林歌子や矢島楫子かぢこなどのお婆さんが棒頭ぼうがしらになつて、二百余名の婦人達が飛田とびた遊廓の取消請願をその筋に持出したのは近頃結構な事だ。
矢島楫子かぢこ女史が主宰のこの會では、公娼廢止、私娼撲滅が、婦人運動の第一目標に叫ばれてゐたからである。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
校長は、今は誰れにも知られている矢島楫子かじこ刀自であったので、宗教上の教育も受ける事になり、また私の妻も時々説教を聞く事になって、終に母子共に洗礼を受ける事になった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)