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楫棒
ふりがな文庫
“楫棒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かじぼう
76.5%
かぢぼう
23.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かじぼう
(逆引き)
車夫は五六歩行き過ぎてから、大廻しに
楫棒
(
かじぼう
)
を店の前へ
下
(
おろ
)
した。さすがに慎太郎にもなつかしい、分厚な
硝子戸
(
ガラスど
)
の立った店の前へ。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こんな処へ御同行は、見た事、聞いた事もない、と呆れた、がまた
吃驚
(
びっくり
)
。三つ目の俥の
楫棒
(
かじぼう
)
を上げた、幌に覗かれた島田の白い顔が……
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
楫棒(かじぼう)の例文をもっと
(13作品)
見る
かぢぼう
(逆引き)
すると車の揺れる拍子に炭俵が一つ転げ落ちた。この男はやつと
楫棒
(
かぢぼう
)
を下ろし、元のやうに炭俵を積み直した。それは僕には
何
(
なん
)
ともなかつた。
貝殻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何
(
なに
)
も
稼業
(
かげふ
)
なら
可
(
い
)
いではないか、
天秤棒
(
てんびんぼう
)
を
擔
(
かつ
)
いだつて
楫棒
(
かぢぼう
)
を
握
(
にぎ
)
つたつて、
誰
(
だれ
)
に、
何
(
なに
)
が
極
(
きま
)
りが
惡
(
わる
)
いね。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
楫棒(かぢぼう)の例文をもっと
(4作品)
見る
楫
漢検1級
部首:⽊
13画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
“楫”で始まる語句
楫
楫取
楫子
楫取魚彦
楫主
楫枕
楫柄
楫屋
楫棹
楫音
“楫棒”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
泉鏡花
泉鏡太郎
芥川竜之介