“かぢぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
轅棒43.5%
梶棒34.8%
楫棒17.4%
轅4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軒の低い呉服屋や荒物屋などの竝んだ商家の通りを過ぎて俥が棧橋の手前の切符賣場にやつと轅棒(かぢぼう)を下すと、ぽうと笛を吹いて汽船の姿が近くの水の上に見えた。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
車上(しやじやう)の人(ひと)は目早(めばや)く認(みと)めて、オヽ此處(こゝ)なり此處(こゝ)へ一寸(ちよつと)と俄(にはか)の指圖(さしづ)に一聲(いつせい)勇(いさ)ましく引入(ひきい)れる車(くるま)門口(かどぐち)に下(お)ろす梶棒(かぢぼう)と共(とも)にホツト一息(ひといき)内(うち)には女共(をんなども)が口々(くち/″\)に入(い)らつしやいまし。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何(なに)も稼業(かげふ)なら可(い)いではないか、天秤棒(てんびんぼう)を擔(かつ)いだつて楫棒(かぢぼう)を握(にぎ)つたつて、誰(だれ)に、何(なに)が極(きま)りが惡(わる)いね。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
此車の轅(かぢぼう)の下ろされる処は、言はずもがなで、東京の今の紳士といはれる仲間の十の七八は皆な斯んなことを以て得意として居るのです。
夜の赤坂 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)