“櫓楫”の読み方と例文
読み方割合
ろかじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おう婆もまた、もちろん今日の寸法は呑みこんでいる。いい首尾を作るにも、男のはやり気をめ、女の待ちしおを見、そこの櫓楫ろかじの取り方はなかだち役の腕というもの。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日からぼくらの小さい家は、櫓楫ろかじのない波間の小舟ではない気がした。