“額田王”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬかたのおおきみ50.0%
ぬかだのおおきみ25.0%
ぬかだのおほきみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
額田王ぬかたのおおきみに送って千載せんざいの後に物議の種を残した有名な恋歌「紫のにおへるいもを憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋めやも、」の一首は、帝の情熱的な性質を語って余蘊ようんがない。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
鏡王女かがみのおおきみの歌である。鏡王女は鏡王かがみのおおきみむすめ額田王ぬかだのおおきみの御姉に当り、はじめ天智天皇の御寵おんちょうを受け、後藤原鎌足ふじわらのかまたりの正妻となった。此処ここ神奈備かむなび竜田たつたの神奈備で飛鳥あすかの神奈備ではない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
額田王ぬかだのおほきみなども書けるでせう、三條天皇なども好資料でせう。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)