“御寵”の読み方と例文
読み方割合
おんちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「みかどはおひとりでいらせられます。かしずく後宮の私たちは、廉子やすこさまはじめ二十人もの妃嬪ひひん御寵おんちょうきそっていました。どうして真実が生れ出ましょう」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鏡王女かがみのおおきみの歌である。鏡王女は鏡王かがみのおおきみむすめ額田王ぬかだのおおきみの御姉に当り、はじめ天智天皇の御寵おんちょうを受け、後藤原鎌足ふじわらのかまたりの正妻となった。此処ここ神奈備かむなび竜田たつたの神奈備で飛鳥あすかの神奈備ではない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)