“おんちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恩寵88.9%
御寵5.6%
御庁2.8%
御朝2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵人ながら深く関羽の為人ひととなりで給い、終始恩寵おんちょうをおかけ遊ばされたことは、人もみな知り、関羽自身も忘れてはおりますまい
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鏡王女かがみのおおきみの歌である。鏡王女は鏡王かがみのおおきみむすめ額田王ぬかだのおおきみの御姉に当り、はじめ天智天皇の御寵おんちょうを受け、後藤原鎌足ふじわらのかまたりの正妻となった。此処ここ神奈備かむなび竜田たつたの神奈備で飛鳥あすかの神奈備ではない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そこで私は根岸の病人何がしであるが最早御庁おんちょうよりの御迎へが来るだらうと待つて居ても一向に来んのはどうしたものであらうか来るならいつ来るであらうかそれを聞きに来たのである
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
私は昔、御朝おんちょうの貞敏に三曲を教え伝えた廉承武でござりますが、三曲の内に秘曲を一曲伝え忘れた罪に依り、魔道に落ちているのです。