“竜田”の読み方と例文
旧字:龍田
読み方割合
たつた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甘南備河かむなびがわは、甘南備山が飛鳥あすか雷丘いかずちのおか)か竜田たつたかによって、飛鳥川か竜田川かになるのだが、それが分からないからいずれの河としても味うことが出来る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
十四歳になる竜田たつた良一と名乗る少年が、リヤカーに乗ったまま、昭和通で自動車に衝突、直ちに病院にはいりましたが、この原因は、信号を無視したためです。
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
竜田たつただの唐錦からにしきだのと名を附けて、朝夕その頭数を勘定しているような世中よのなかになっては、もうカワセミも安閑あんかんとして、ヒイーなどとは啼いてはいられないのである。