“唐錦”の読み方と例文
読み方割合
からにしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるものは袖口(そでぐち)を括(くく)った朱色の着物の上に、唐錦(からにしき)のちゃんちゃんを膝(ひざ)のあたりまで垂らして、まるで錦に包まれた猟人(かりゅうど)のように見えた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この竹取の絵は巨勢(こせ)の相覧(おうみ)の筆で、詞(ことば)書きは貫之(つらゆき)がしている。紙屋紙(かんやがみ)に唐錦(からにしき)の縁が付けられてあって、赤紫の表紙、紫檀(したん)の軸で穏健な体裁である。
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
堺(さかい)などの唐綾(からあや)、唐錦(からにしき)、唐刺繍(からぬいもの)の類(たぐい)から、まだ一般(いっぱん)には珍しいゴブラン、印度金紗(インドきんしゃ)、南蛮織のあらゆる物まで、選(よ)り蒐(あつ)めてその粋(すい)を凝(こ)らしたものだった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)