“たつた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.5%
竜田15.8%
立田10.5%
5.3%
龍田5.3%
達谷2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「幾ら名器だつて何万円は高過ぎよう。それにそんな物をたつた一つ買つたところで、ほかの持合せと調和が出来なからうぢやないか。」
贋物 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
十四歳になる竜田たつた良一と名乗る少年が、リヤカーに乗ったまま、昭和通で自動車に衝突、直ちに病院にはいりましたが、この原因は、信号を無視したためです。
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
悪口することは立田たつた姫に遠慮すべきだ。別な時に桜の花を背景にしてものを言えば強いことも言われるでしょう
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
怨恨うらみといふよりも焦燥じれつたさであつた。おつぎの身體からだにはうして事件じけんおこすべき機會きくわいあたへられなかつた。それでもたつた一人ひとりおつぎとつてかたることにまでちかづきたものがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
龍田たつたの道ばた——つまり奈良河内街道かわちかいどうである。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかし達谷たつた悪路王あくろわう
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)