“神奈備”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんなび66.7%
かむなび33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(六)神仏に関係あるもの(御岳、神座かぐら山、神奈備かんなび山、薬師岳、蔵王山、地蔵岳等)、(七)岩石、湖沼、温泉等に縁あるもの(六石山、七石山、湯殿ゆどの山、八海山、沼尻山、苗場山等)
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そしてこの神がみずから神事幽事を掌り給い、ことにその魂を大和の大三輪の神奈備かんなびに鎮め、その御子神達をもそれぞれに大和各所の神奈備に鎮めて、皇孫尊すめみまのみことの近き護りとなり給うたということは
鏡王女かがみのおおきみの歌である。鏡王女は鏡王かがみのおおきみむすめ額田王ぬかだのおおきみの御姉に当り、はじめ天智天皇の御寵おんちょうを受け、後藤原鎌足ふじわらのかまたりの正妻となった。此処ここ神奈備かむなび竜田たつたの神奈備で飛鳥あすかの神奈備ではない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
神奈備かむなび伊波瀬いはせもり喚子鳥よぶこどりいたくなきそこひまさる 〔巻八・一四一九〕 鏡王女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)