“かんなび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甘南備40.0%
神奈備40.0%
神名備20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十歳はたちの年の暮——ちょうど今頃の冬、ここから近い甘南備かんなびさと南江みなみえの生家から、土地の名族楠木家にしてから、正成とのあいだに、六人の男子をしてきょうまでに至る間
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてこの神がみずから神事幽事を掌り給い、ことにその魂を大和の大三輪の神奈備かんなびに鎮め、その御子神達をもそれぞれに大和各所の神奈備に鎮めて、皇孫尊すめみまのみことの近き護りとなり給うたということは
神座じんざ山、神名備かんなび山、神尾山などは即ち神の坐す山であることを示す名で、神武天皇が霊畤を鳥見山に建てて皇祖天神を祭らせ給うたのは、即ち御降臨の場所として神聖なる「山」が選ばれたのである。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)