神奈備かむなび)” の例文
鏡王女かがみのおおきみの歌である。鏡王女は鏡王かがみのおおきみむすめ額田王ぬかだのおおきみの御姉に当り、はじめ天智天皇の御寵おんちょうを受け、後藤原鎌足ふじわらのかまたりの正妻となった。此処ここ神奈備かむなび竜田たつたの神奈備で飛鳥あすかの神奈備ではない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
神奈備かむなび伊波瀬いはせもり喚子鳥よぶこどりいたくなきそこひまさる 〔巻八・一四一九〕 鏡王女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)