“御寵愛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごちょうあい79.2%
ごちようあい16.7%
ごてうあい4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御寵愛ごちょうあいの「ファラリース」というアラビヤ産を種馬として南佐久へお貸し付けになりますと、人気が立ったの立たないのじゃありません。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
跡取は歳は一つ下でも本妻の子の秀太郎と、世間でも親類方でも疑はなかつたが、妾のお若といふのがしたゝかで、殿樣に油をかけて御寵愛ごちようあいを一人占めにした。
身は桜町家さくらまちけ一年いちねん幾度いくどの出替り、小間使こまづかひといへば人らしけれど、御寵愛ごてうあいには犬猫いぬねこ御膝おひざをけがす物ぞかし。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)