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御寵愛
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ごちようあい
ふりがな文庫
“
御寵愛
(
ごちようあい
)” の例文
跡取は歳は一つ下でも本妻の子の秀太郎と、世間でも親類方でも疑はなかつたが、妾のお若といふのが
強
(
したゝ
)
かで、殿樣に油をかけて
御寵愛
(
ごちようあい
)
を一人占めにした。
銭形平次捕物控:172 神隠し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
是
(
これ
)
は
皆様
(
みなさま
)
も
御案内
(
ごあんない
)
のことでござりますが、
其時
(
そのとき
)
豊公
(
ほうこう
)
の
御寵愛
(
ごちようあい
)
を
蒙
(
かうむ
)
りました、
鞘師
(
さやし
)
の
曾呂利新左衛門
(
そろりしんざゑもん
)
といふ人が、
此事
(
このこと
)
を
聴
(
き
)
いて、
私
(
わたくし
)
も一つやつて見たうござる、と
云
(
い
)
ふので
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
暫時
(
しばし
)
がほども
交
(
まじは
)
りし
社會
(
しやくわい
)
は
夢
(
ゆめ
)
に
天上
(
てんじやう
)
に
遊
(
あそ
)
べると
同
(
おな
)
じく、
今
(
いま
)
さらに
思
(
おも
)
ひやるも
程
(
ほど
)
とほし、
身
(
み
)
は
櫻町家
(
さくらまちけ
)
に
一年
(
いちねん
)
幾度
(
いくど
)
の
出替
(
でがは
)
り、
小間使
(
こまづかひ
)
といへば
人
(
ひと
)
らしけれど
御寵愛
(
ごちようあい
)
には
犬猫
(
いぬねこ
)
も
御膝
(
おひざ
)
をけがすものぞかし。
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御寵愛
(
ごちようあい
)
のお銀の方に預けられた事があるとお側の者が申して居ります
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
寵
漢検準1級
部首:⼧
19画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
“御寵”で始まる語句
御寵
御寵恩
御寵妓