“額田六福”の読み方と例文
読み方割合
ぬかだろっぷく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十月十二日の時雨しぐれふる朝に、私たちは目白めじろ額田六福ぬかだろっぷく方を立ち退いて、麻布宮村町みやむらちょうへ引き移ることになった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
目白の額田六福ぬかだろっぷくの家に立退たちのいているあいだは、その小机を借りて使っていましたが、十月になって麻布へ移転する時、何をいても机はすぐに入用であるので
私の机 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ともかくも一度は見て置こうかと思っていると、三十日の夜に額田六福ぬかだろっぷくが熱海から廻って来た。額田も私の話を聴かされて、あしたの晩は一緒に行こうという。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)