“額田郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬかだごおり66.7%
ぬかたごほり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくる日、高氏は伯父の上杉憲房を、矢作の上流二里ほどな額田郡ぬかだごおり細川村へ使いにやった。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は参河みかわくに額田郡ぬかだごおりの郷士であって、永禄六年九月、一向宗徒が乱をおこしたとき、大津半右衛門尉おおつはんえもんじょう乙部八兵衛尉おとべはちべえじょうらと共に一揆の徒にくみし、野羽の古塁こるいって反旗をひるがえした
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
呼出しの上夫々相當の過料くわれう申付らるかくて天一坊一けん善惡ぜんあく邪正じやせい明白に決斷けつだん相濟み落着らくちやくとなりければ此段このだん上聽じやうちやうたつしける將軍家の上意にもし越前ゑちぜん無ば彼惡僧にたばかられん者と深く御稱美ごしようび有て三州額田郡ぬかたごほり西大平にしおほひらに於て一萬石加増仰付られ越前守是迄の心勞しんらう一方ならざりしも其甲斐そのかひありて愁眉しうび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)