“おでこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
額39.3%
出額32.1%
凸額21.4%
御凸額3.6%
前額3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天窓(あたま)の大きな、頤(あご)のしやくれた、如法玩弄(にょほうおもちゃ)の焼(やき)ものの、ペロリと舌で、西瓜(すいか)喰(く)ふ黒人(くろんぼ)の人形が、ト赤い目で、額(おでこ)で睨(にら)んで、灰色の下唇(したくちびる)を反(そ)らして突立(つった)つ。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
年子(としご)のようなあたしの妹は、一年ばかり間をおいて学校へ上った。色の白い涼しい眼の子だが出額(おでこ)なので前髪を深くきってさげていたので、眼玉の廂といわれていた。
彼は碌々(ろくろく)話も交えない労働者らの間にあって、人馴(な)れない気圧(けお)されたような様子をしてる凸額(おでこ)の少年の病的な顔つきを、始終観察していた。
佐野は写真で見たよりも一層御凸額(おでこ)であった。けれども額の広いところへ、夏だから髪を短く刈(か)っているので、ことにそう見えたのかも知れない。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「少し御凸額(おでこ)だって云ったものもあります」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
遮二無二(しゃにむに)に噛(かじ)り付いてくる少年の前額(おでこ)に掌(て)をかけて、力任せに押除(おしの)けようと踠(もが)いているうちに、浅田の夢は破れて、蚊帳(かや)を外した八畳の間にぽっかりと目を覚(さま)した。
秘められたる挿話 (新字新仮名) / 松本泰(著)