“まえびたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
前額100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源助のそう言うのを聞いて、二番番頭の伊之助は、前額まえびたい禿げたところを押えてヒョイとお辞儀をしました。
O氏は日露戦役の志士沖禎介氏のお父さんで、肥前は有田の弁護士である。もう六十を越えて、それで前額まえびたいは禿げているが、矍鑠かくしゃくとしたシャンとした老人である。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
柿の実のようないいつやをもった頬、苅りこんだ短い髭、すこし禿げあがった前額まえびたい、やさしいながらきりりとしまった目鼻だち——と書いてくれば、原大佐がどんなに立派な海軍軍人だか
太平洋魔城 (新字新仮名) / 海野十三(著)