“ぜんがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前額70.0%
禅学20.0%
禪學10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エルマン氏は、禿げ上つた前額ぜんがくみ出る汗を無雑作に手帛ハンカチで拭きとりながら、ぶつきらぼうに答へた。
母の死後、彼はひと頃、文学になじみ、和歌などしきりにみ習っていた。これは母方の祖父の明石正風の影響らしかったが、経書きょうしょ禅学ぜんがくの師として奉じていた浄土寺の円満坊から、ある折
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紹介状せうかいじやうもら四五日前しごんちまへかれこの同僚どうれうそばつて、きみ禪學ぜんがくるのかと、突然とつぜん質問しつもんけた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其時そのとき同僚どうれうは、一口ひとくち説明せつめい出來でき格好かつかう言葉ことばつてゐなかつたとえて、まあ禪學ぜんがく書物しよもつだらうといふやうめう挨拶あいさつをした。宗助そうすけ同僚どうれうからいたこの返事へんじおぼえてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)