“禅学”の読み方と例文
旧字:禪學
読み方割合
ぜんがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の祖父はかつて禅僧ぜんそうについて、いったい禅学ぜんがくというのはどんなものですとやぶから棒にたずねたときに、僧の答えは禅学と申しましても、別にこれという学問ではなくて
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
母の死後、彼はひと頃、文学になじみ、和歌などしきりにみ習っていた。これは母方の祖父の明石正風の影響らしかったが、経書きょうしょ禅学ぜんがくの師として奉じていた浄土寺の円満坊から、ある折
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)