厚東こうとう)” の例文
まもなく烏山修理亮しゅりのすけ、大井田式部があとを慕って追ッついて来る。また一ノ井兵部、厚東こうとう駿河守、堀口美濃守貞満も、満身、あけの姿で
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ですが、御牒ごちょうによって、長門ながと厚東こうとうノ入道、周防すおうの大内義弘よしひろ、そのほか大島義政なんども、みな、人数にんずをあげてお出迎えに出ておりますが」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きっと勝運しょううんをひらいてみせます。大内、厚東こうとうの新手のせいも参着したよし。ねがわくばなおぞくぞく、新鋭の隊を、前線へおくり出し給わりたい。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さらに安芸あきには、桃井、小早川一族を差し置く。周防すおうには大島義政、大内豊前守。長門には守護の厚東こうとう一族を。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尊氏は、長門ノ守護、厚東こうとうノ入道武実たけざねを呼んで
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
厚東こうとうの船を操作そうさしてきた周防船すおうぶねの船頭
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)