“口答”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちごたえ60.0%
くちごたへ20.0%
こうとう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝手にしなと肝癪かんしゃくを起こせば、勝手にしなくッてと口答くちごたえをする。どうにも、こうにも、なッた奴じゃない!
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
人間にんげんが、とりけだものよりえらいものだとさういつておさとしであつたけれど、うみなかだの、山奥やまおくだの、わたしらない、わからないところのことばかりたとへいていふんだから、口答くちごたへ出来できなかつたけれど
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「なんだ三日前に届いたのか。書類というはよく途中で紛失するものだ。そういう重大なることは、口答こうとうでするように」