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高尚
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かうしやう
ふりがな文庫
“
高尚
(
かうしやう
)” の例文
で、
其言
(
そのい
)
ふ
所
(
ところ
)
は
終
(
つひ
)
に一つ
事
(
こと
)
に
歸
(
き
)
して
了
(
しま
)
ふ。
町
(
まち
)
で
生活
(
せいくわつ
)
するのは
好
(
この
)
ましく
無
(
な
)
い。
社會
(
しやくわい
)
には
高尚
(
かうしやう
)
なる
興味
(
インテレース
)
が
無
(
な
)
い。
社會
(
しやくわい
)
は
曖※
(
あいまい
)
な、
無意味
(
むいみ
)
な
生活
(
せいくわつ
)
を
爲
(
な
)
して
居
(
ゐ
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それを一口にいへば「運命」といふ、やつかいなお供に始終引きずられて行つてゐるやうなものですが、幸ひ人間には
高尚
(
かうしやう
)
な心の智慧といふものがあつて
はじめに:「青い鳥」訳者序
(旧字旧仮名)
/
楠山正雄
(著)
私は悲しさに育ちのいゝ他の二人の、
何処
(
どこ
)
か作法の
高尚
(
かうしやう
)
な趣、優雅な言葉遣ひや仕草やの真似をして物笑ひを招いた。私の祖父は
殆
(
ほとん
)
ど日曜日毎に孫の私に会ひに来た。
途上
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
美濃守殿
(
みののかみどの
)
のことから、
其方
(
そち
)
の
潔白
(
けつぱく
)
を
聞
(
き
)
いて、ひどく
感心
(
かんしん
)
したのだつたな。
全
(
まつた
)
く
其方
(
そち
)
は
此
(
こ
)
の
卑劣
(
ひれつ
)
な、
強慾
(
がうよく
)
な、
恥知
(
はぢし
)
らずの
人間
(
にんげん
)
ばかり
多
(
おほ
)
い
土地
(
とち
)
で、
珍
(
めづ
)
らしい
潔白
(
けつぱく
)
な
高尚
(
かうしやう
)
な
人間
(
にんげん
)
だ。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
土手
(
どて
)
の
霞
(
かすみ
)
暮
(
く
)
れんとして、
櫻
(
さくら
)
あかるき
三
(
み
)
めぐりあたり、
新
(
あたら
)
しき
五大力
(
ごだいりき
)
の
舷
(
ふなばた
)
の
高
(
たか
)
くすぐれたるに、
衣紋
(
えもん
)
も
帶
(
おび
)
も
差向
(
さしむか
)
へる、
二人
(
ふたり
)
の
婦
(
をんな
)
ありけり、
一人
(
ひとり
)
は
高尚
(
かうしやう
)
に
圓髷
(
まげ
)
ゆひ、
一人
(
ひとり
)
は
島田
(
しまだ
)
艷
(
つやゝか
)
也
(
なり
)
。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
それどころか、機械師とか、西洋
鍛冶
(
かぢ
)
などと云つて到る所で青服姿を珍らしがつて尊敬する風だつた。職工自身でも自分の職業は立派で
高尚
(
かうしやう
)
であると云ふ誇りを
抱
(
いだ
)
いてゐたのだ。
ある職工の手記
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
彼女は
始終
(
しじゆう
)
書籍の中の
仰々
(
ぎやう/\
)
しい文句を繰り返す。が、決して彼女自身の意見といふものを述べることもなく、また持つてもゐないのである。彼女は
高尚
(
かうしやう
)
な感情があるらしく云ひたてる。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
が、
彼
(
かれ
)
は
町
(
まち
)
の
者
(
もの
)
を
恁
(
か
)
く
部下
(
ぶか
)
のやうに
遇
(
あつか
)
ふにも
拘
(
かゝは
)
らず、
院長
(
ゐんちやう
)
アンドレイ、エヒミチ
計
(
ばか
)
りは、
教育
(
けういく
)
があり、
且
(
か
)
つ
高尚
(
かうしやう
)
な
心
(
こゝろ
)
を
有
(
も
)
つてゐると、
敬
(
うやま
)
ひ
且
(
か
)
つ
愛
(
あい
)
してゐた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
貴方
(
あなた
)
などは、
才智
(
さいち
)
は
勝
(
すぐ
)
れ、
高潔
(
かうけつ
)
ではあり、
母
(
はゝ
)
の
乳
(
ちゝ
)
と
共
(
とも
)
に
高尚
(
かうしやう
)
な
感情
(
かんじやう
)
を
吸込
(
すひこ
)
まれた
方
(
かた
)
ですが、
實際
(
じつさい
)
の
生活
(
せいくわつ
)
に
入
(
い
)
るや
否
(
いなや
)
、
直
(
たゞち
)
に
疲
(
つか
)
れて
病氣
(
びやうき
)
になつて
了
(
しま
)
はれたです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“高尚”の解説
高尚(こうしょう)は、知性や品格が高く上品なことである。高上ともいう。
「高尚な趣味」「高尚な議論」などという時に用いる。対義語は「低俗」「卑俗」「低劣」など。
(出典:Wikipedia)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画
“高”で始まる語句
高
高価
高輪
高麗
高野
高原
高嶺
高山
高邁
高鼾