“畑村”の読み方と例文
読み方割合
はたむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひく而已のみ飛石とびいしに迄の付居たるはいかなることぞととはるゝに傳吉こたへて其夜畑村はたむらへ參り河原にて物につまづきしが眞暗まつくらにて何かわかりませぬゆゑ早々立歸り翌朝よくてうすそに血がつき居たるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎの用事して猿島川さるしまがはまで罷越まかりこせば今晩にも私し方へ入らせられよ寶田村傳吉とお尋ねあれと互ひに苦勞くらうの折柄右と左りへわかれける斯て傳吉は畑村はたむらの占ひ者の宅へ急ぎ行き夢物語ゆめものがたりして吉凶きつきよう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のこすべき此段は憑司がうつたへの通りなり何故に汝が衣類に血のつきたるやとなじれば傳吉は私し昨夜さくや畑村はたむらより日暮ひぐれて歸る時河原にてものつまづ不審ふしんに存じ候が定めて酒によひし人のて居ることゝ存じとがめられては面倒めんだうわきよつて通りぬけしがしんやみゆゑ死人とは一かう存じ申さず今朝衣類いるゐならびに庭の敷石しきいし等へ血のつきりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)