“猿島川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さるしまがは50.0%
さるしまかは50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
願ひける偖又傳吉方にてはかゝることの有りとはゆめにも知らざれども所謂いはゆる物の前兆ぜんてうならんとお專が見たるゆめしければをつと傳吉に此事をかたり其吉凶きつきよう猿島川さるしまがはの向ひなる卜ひ者へ出向はれ身の上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎの用事して猿島川さるしまがはまで罷越まかりこせば今晩にも私し方へ入らせられよ寶田村傳吉とお尋ねあれと互ひに苦勞くらうの折柄右と左りへわかれける斯て傳吉は畑村はたむらの占ひ者の宅へ急ぎ行き夢物語ゆめものがたりして吉凶きつきよう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
失ひしと申せし後其源次郎にあひしやと云るれば傳吉其中私し高田御役所へ召捕めしとられし故源次郎にはあひ申さずと云時かたはらより與惣次よそうじ進み出其源次郎と言人其後猿島川さるしまかはより三里ばかり川下にて女のくび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ころし血がはしりてかゝらはすそ而已のみならず或はえり又はそでなどへもかゝるべきに何ぞすそばかりに引べきや此儀このぎ合點がてんゆかずシテ其猿島川さるしまかはより寶田村迄道程みちのり何程有やと聞るゝに伊藤卅町程の道程みちのりなりとこたふれば大岡殿かく道程みちのりの有所にて人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)