“さるしまがは”の漢字の書き方と例文
語句割合
猿島川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
願ひける偖又傳吉方にてはかゝることの有りとはゆめにも知らざれども所謂いはゆる物の前兆ぜんてうならんとお專が見たるゆめしければをつと傳吉に此事をかたり其吉凶きつきよう猿島川さるしまがはの向ひなる卜ひ者へ出向はれ身の上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎの用事して猿島川さるしまがはまで罷越まかりこせば今晩にも私し方へ入らせられよ寶田村傳吉とお尋ねあれと互ひに苦勞くらうの折柄右と左りへわかれける斯て傳吉は畑村はたむらの占ひ者の宅へ急ぎ行き夢物語ゆめものがたりして吉凶きつきよう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相勤あひつとめ呉れる樣内談ないだん仕つりしを何方にてかうけたまはり猶々ねた彌増いやまし猿島川さるしまがはに待伏居り兩人を殺し私しに氣をおとさせ向後かうご村中より相頼み候共村長役勤めかねる樣仕つりしに相違さうゐこれなく此段何卒御賢察ごけんさつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)