“内談”の読み方と例文
読み方割合
ないだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとなみ候へども彼地は至て邊鄙へんぴなれば家業もひまなり夫故それゆゑ此度同所を引拂ひきはらひ少々御内談ないだんも致度事これありて伯父上をぢうへ御許おんもと態々わざ/\遠路ゑんろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
内談ないだんも既にきまり候につき、浄光寺の住職がたへは改めて挨拶あいさつ致し、両三日中さんにちちゅうには抹香まっこう臭き法衣ころもはサラリとぬぎ捨て申すべき由。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
市五郎がその後、しばしば伊太夫の許へ出入りする間に、伊太夫に向って一つの内談ないだんを持ち込みました。内々で伊太夫が何というか、それを聞いてみたいような口吻くちぶりであります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)