“田畠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たはた53.8%
でんぱた23.1%
でんばた15.4%
たはたけ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまけに、諸色しょしきは高く、農業にはおくれ、女や老人任せで田畠たはたも荒れるばかり。こんなことで、どうして百姓の立つ瀬があろう。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
田畠でんぱたに仕上げるのと同じことです、少なくとも我々は、今のうちに夢を見て置かなければならないでしょう、まだまだ夜と朝とは、我々をいざのうていにしえの夢を見せるに足るの琵琶湖であり得ることを
祖父の死んだ時(それは丁度重右衛門が二十二の時であつた)にはもう田畠でんばた合せて一町歩位しか無かつたとの話だ。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
はかみちは、むらのものだけがとほみちです。旅人たびびとらないみちです。田畠たはたけはたら人達ひとたちえるたのしいしづかなみちです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)