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諸色
ふりがな文庫
“諸色”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しょしき
77.8%
しよしき
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょしき
(逆引き)
おまけに、
諸色
(
しょしき
)
は高く、農業にはおくれ、女や老人任せで
田畠
(
たはた
)
も荒れるばかり。こんなことで、どうして百姓の立つ瀬があろう。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
鼠の価は最初は二銭、後に
諸色
(
しょしき
)
の
騰貴
(
とうき
)
と共に、改めて五銭と定められた。その間に
暫
(
しばら
)
く割増金
附
(
つき
)
の
抽籤
(
ちゅうせん
)
券を
以
(
もっ
)
て、鼠を引換えた時代があった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
諸色(しょしき)の例文をもっと
(7作品)
見る
しよしき
(逆引き)
先づ差当り白米の代価百文に
付
(
つき
)
五合ならねば窮民口を
糊
(
こ
)
し難しと記し、また或は米穀は
固
(
もと
)
より
諸色
(
しよしき
)
の代価速かに引下ぐるにあらずんば忽ち市中を焼払はんなどと
書裁
(
しよさい
)
なしたる所もあり
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
御召捕
(
おめしとり
)
相成しは
斯樣々々
(
かやう/\
)
なり私し母并に下人共は村役人へ御預け
家内
(
かない
)
の番は村方
百姓等
(
ひやくしやうら
)
へ
仰付
(
おほせつけ
)
られ
諸色
(
しよしき
)
土藏
(
どざう
)
とも殘らず御役人樣
御封印
(
ごふういん
)
にて其後御引取の所
其節
(
そのせつ
)
明日
巳刻
(
よつどき
)
簑笠之助樣御役所へ相送り候樣仰せ渡され候て御役人樣御
立歸
(
たちかへ
)
り相成候然るに簑笠之助樣御役にては
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
諸色(しよしき)の例文をもっと
(2作品)
見る
“諸色”の解説
諸色(しょしき)とは、江戸時代において物価を指した言葉。一般的には米を除いた日常品の価格を指す場合が多い。
物価の高騰を諸色高直(しょしきこうじき)、低落を諸色下直(しょしきげじき)と呼んだ。江戸時代においては米価と諸色は連動すると考えられていたが、米の増産による価格低迷が享保年間には「米価安の諸色高直」の現象を招いた。
(出典:Wikipedia)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“諸”で始まる語句
諸
諸共
諸手
諸声
諸君
諸人
諸方
諸々
諸国
諸肌
“諸色”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
新渡戸稲造
作者不詳
中里介山
島崎藤村
柳田国男
高村光雲