“御召捕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おめしとり50.0%
おめしと25.0%
おんめしとり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし私にも御嫌疑被為在候へば、何等の弁解も不仕候間、すみやかに私御召捕おめしとりに相成、私一人誅戮ちゆうりく被為遊あそばされ、他之者は不残のこらず御赦免之御処置相願度あひねがひたく奉存候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ところがどうでございましょう、この頃往来おうらいの話を聞けば、阿媽港甚内あまかわじんない御召捕おめしとりの上、もどばしに首をさらしていると、こう申すではございませんか? わたくしは驚きも致しました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
召出めしいだされ一應糺されけるに十二月廿七日夜御組の中田甚太夫殿と申す御仁御出張にて文藏夫婦ぶんざうふうふ御召捕おんめしとり相成御代官へ引渡し候樣おほせ渡され米穀べいこく金銀諸道具しよだうぐ等迄とうまでのこらず封印の上御引取相成候間其通り御代官所へ召連めしつれうつたへ出候處一かう御存じこれなきとの事にてそれより御勘定奉行へ御引渡しあひなりなほまた當御役所へ相廻候と申立るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)