“しよしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸色40.0%
所識20.0%
物価20.0%
諸式20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御召捕おめしとり相成しは斯樣々々かやう/\なり私し母并に下人共は村役人へ御預け家内かないの番は村方百姓等ひやくしやうら仰付おほせつけられ諸色しよしき土藏どざうとも殘らず御役人樣御封印ごふういんにて其後御引取の所其節そのせつ明日巳刻よつどき簑笠之助樣御役所へ相送り候樣仰せ渡され候て御役人樣御立歸たちかへり相成候然るに簑笠之助樣御役にては
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
嬭母餅茶店うばがもちちやてんに小休す。勢田橋西茶店にて吉田大夫に逢ふ。三里半六丁大津駅。牧野屋熊吉の家に宿す。駅長の家にして淀侯の侍医留川周伯といふ者に逢ふ。森養竹の所識しよしきなりといふ。此日熱甚し。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
自分の子も戦争中兵隊にとられて、とう/\彼地あつちで死んで仕舞つた。一体戦争は何の為にするものだかわからない。あとで景気でもくなればだが、大事な子は殺される、物価しよしきは高くなる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ば村役人へ急度きつと預けおき奉公人は番頭忠兵衞はじめ殘らず是又村役人へ預申付るなり居宅ゐたくの儀は村の百姓共申合せ晝夜番ちうやばんを致すべしと申渡し家内諸式しよしき米倉迄こめぐらまでのこらず改めの上中田甚太夫の封印ふういん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)