“ぶっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ブッカ
語句割合
打掛27.3%
仏果22.7%
仏家18.2%
打欠13.6%
打懸9.1%
打砕4.5%
物価4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
露宿ろしゅくの危険 さて自分が集め得られただけのヤクの糞および野馬の糞を、一旦湯を沸して真赤な火になって居る上へ一面にしてそうしてその上へ砂を打掛ぶっかけて埋め火にしてしまうです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「またも遇はむため」は来世にも亦この仏果ぶっかに逢わんためという意で、やはり力づよいものを持っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かつ自然と云ふこと、万事にわたりて然らざることを得ず。(中略)又仏家ぶっか漠然まくねんに帰すると云ふことあり。くうに体する大乗のおしえなり。自然と云ふより一層あとなきことなり。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
と此のを立出でゝ跡へ少々戻り、半町ばかり細道へ入ってくと、破れ堂が有り、其の中に鼻の打欠ぶっかけた醜い顔をしている石の六地蔵が建っております。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「焼けたら水を打懸ぶっかけろい、げい。」
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
恥かしいが肝癪かんしゃくも起しごうにやし汝の頭を打砕ぶっかいてやりたいほどにまでも思うたが、しかし幸福しあわせに源太の頭が悪玉にばかりは乗っ取られず、清吉めが家へ来て酔った揚句に云いちらした無茶苦茶を
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
二十年後の世界は物価ぶっかがたいへんやすいようである。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)