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うちかけ
ふりがな文庫
“うちかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
裲襠
72.3%
打掛
12.3%
袿
6.2%
襠
3.1%
内掛
1.5%
打懸
1.5%
袿襠
1.5%
裲
1.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裲襠
(逆引き)
そう云いながら自分の手で
裲襠
(
うちかけ
)
をぬいでしずかに立った。誰にも言葉をさしはさむ余地のない、きっぱりと心のきまった姿勢だった。
日本婦道記:藪の蔭
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
うちかけ(裲襠)の例文をもっと
(47作品)
見る
打掛
(逆引き)
左仲が
煙管
(
きせる
)
の
元
(
もと
)
へ
差出
(
さしいだ
)
すにぞ左仲は
愕然
(
ぎよつ
)
となし思はず
震
(
ふる
)
へ出せし體を見るより彼の者は
莞爾
(
につこ
)
と笑ひ左仲が側へ同じく
腰
(
こし
)
打掛
(
うちかけ
)
旅人
(
りよじん
)
は何等の
用
(
よう
)
にて
斯
(
かく
)
夜道を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
うちかけ(打掛)の例文をもっと
(8作品)
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袿
(逆引き)
袖口の切れたやうな
長襦袢
(
ながじゆばん
)
に古いお召の部屋着をきてゐたその上に
袿
(
うちかけ
)
を
無造作
(
むぞうさ
)
に引つかけて、その部屋へ顔を出して行つたのであつたが、鳩のやうな其の目はよくその男のうへに働いた。
或売笑婦の話
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
うちかけ(袿)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
襠
(逆引き)
折よく辺りに人もいませんかったので、御馬車の中も幾分見えました。
御
(
お
)
すべらかしのお
髪
(
ぐし
)
、
白衿
(
しろえり
)
にお
襠
(
うちかけ
)
、それらがちらと目の前を過ぎました。御陪乗の人はよく見えません。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
うちかけ(襠)の例文をもっと
(2作品)
見る
内掛
(逆引き)
なるほど、淀君はご大典の時にでも着るような
装束
(
しょうぞく
)
をつけ、厚化粧の上に十二重の
内掛
(
うちかけ
)
を着ている。そして今、豊臣家の大奥から出て来たばかりだといった様子であった。
空中征服
(新字新仮名)
/
賀川豊彦
(著)
うちかけ(内掛)の例文をもっと
(1作品)
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打懸
(逆引き)
瀬川は
打懸
(
うちかけ
)
を引きながら入ってきたが、その客の前へきて、すらりと脱捨てると、右手に閃く
匕首
(
あいくち
)
。
傾城買虎之巻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
うちかけ(打懸)の例文をもっと
(1作品)
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袿襠
(逆引き)
あの
馬方三吉
(
うまかたさんきち
)
の芝居に出て来るお
乳
(
ち
)
の
人
(
ひと
)
の
重
(
しげ
)
の
井
(
い
)
、———立派な
袿襠
(
うちかけ
)
を着て、大名の
姫君
(
ひめぎみ
)
に仕えている花やかな貴婦人、———自分の夢に見る母はあの三吉の母のような人であり
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
うちかけ(袿襠)の例文をもっと
(1作品)
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裲
(逆引き)
そこへゆくと、狐のほうは、なんといっても役者が一枚上手で、角かくしをつけた花嫁姿になって加賀染の
裲
(
うちかけ
)
の褄をとってしゃなりしゃなりと出て来て踊ったりする。
生霊
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
うちかけ(裲)の例文をもっと
(1作品)
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