“打欠”のいろいろな読み方と例文
旧字:打缺
読み方割合
ぶっか37.5%
ぶつか37.5%
ぶっかき12.5%
ぶっけ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふた打欠ぶっかけていたそうでございますが、其処そこからもどろどろと、その丹色にいろ底澄そこすんで光のある粘土ねばつちようのものが充満いっぱい
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あれわしが水をれて置いたのだ、無闇むやみくちなんぞを打欠ぶつかいちやアいけませぬよ。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
威張って着るのと、いつもいうことだけれど、これから暑くなって、氷の打欠ぶっかきをおまんまにかけて食べるのと、それから無理酒を飲むのはせ、よ、気を付けなけりゃ、お前今年は大厄だ。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婆「其の代り無代たゞで宜うがんす、口を打欠ぶっけえて種子たねえ投込んで、のきへ釣下げて置きましたから、銭も何もらねえもんでごぜえますが、思召おぼしめしが有るなら十六文でも廿四文でも戴きたいもんで」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)