“無代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただ69.2%
たゞ25.6%
むだい5.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家のうしろには葡萄園があるそうですが、表構えは茶店のような作り方で、ここでは登山者に無代ただで梅酒というのを飲ませます。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
出した湯の持主が隅へ小さくなツて何處どこの者か知れぬ奴が無代たゞで巾を利かせて歌など唄ツて騷ぐとはエライ話しだと不平を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
堀切氏も同感だといはれ、尾佐竹猛氏は、一體國立劇場といふのは無代むだいで見せるものではないかと言はれた。
むぐらの吐息 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)