“岩壁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわかべ45.5%
がんぺき36.4%
がんへき9.1%
フルー9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目というものがあっても、ここでは、目がなんの役にも立たない暗黒界、けれど、足もとは坦々たんたんとたいらであるし、両側は岩壁いわかべの横道なし。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
塲内じやうない光景くわうけいじつ慘憺さんたんたるもので、濁浪だくらう怒濤どたう一方いつぽう岩壁いわかべ突破つきやぶつて
ロープは切れた。そして下におちた。三人は岩壁いわかべの中段に残った。セキストン伯爵は海中に落ちこんだ。どうすればいいだろう。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのに、さるがするするとたか岩壁いわかべをよじのぼっていって、ぞうさなくもんを中からあけました。
桃太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
下はすごい岩壁いわかべであり、そしてやはりひたひたと海水に洗われていた。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
午後五時ごろ、一同は岩壁がんぺきの南のほう、一マイルのところまでくると、そこに一じょうの細いたきが、岩のあいだから落ちているのを見た。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ここには旅行者たちが自分の名前をきざみつけることのできるような記念石もなければ、どこかに自分の姿をえがかせることのできるような岩壁がんぺきもありません。
岩壁がんぺきの一たんに、ふとい鉄環てっかんが打ちこんであり、かんに一本の麻縄あさなわむすびつけてあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青淀の岩壁がんぺきをかく穿つもの、
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
一方には黒人モコウが早くも洞の外がわの岩壁がんぺきの下に石をつんでかまどをつくり、スープのなべをかけ、小鳥のくしをやいたりした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
岩壁がんへきすそ又は大樹たいじゆなどに蔵蟄あなごもりたるをとるにはおしといふじゆつもちふ、天井釣てんじやうづりともいふ。
二つの松川が、地形図の上で黙示するすばらしい岩壁フルー、連続する瀑布、三角州デルタのような広いかわら、塗りつぶしたような奥深い原始林などによってわれわれをあやしくひきつけてからどのくらい日がたったことであろう。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)