“岩畳”のいろいろな読み方と例文
旧字:岩疊
読み方割合
がんじょう72.7%
がんでふ18.2%
いわだたみ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
階下へ降りてみると、門を開放った往来から見通しのその一間で、岩畳がんじょうにできた大きな餉台ちゃぶだいのような物を囲んで、三四人飯を食っていた。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
「ほう、それにしちや、まあ、とんだ岩畳がんでふなもんだつたの! 仕事ぢや、何をやらしても若いもんと同じこんだつた。」
野の哄笑 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
前と左右は物寂しい荒野で、そうして背後うしろ岩畳いわだたみを隔てて、海に続いているらしい。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)