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岩壁
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がんぺき
ふりがな文庫
“
岩壁
(
がんぺき
)” の例文
一方には黒人モコウが早くも洞の外がわの
岩壁
(
がんぺき
)
の下に石をつんでかまどをつくり、スープのなべをかけ、小鳥のくしをやいたりした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
と、熊蔵が、
用意
(
ようい
)
の
松明
(
たいまつ
)
を持たせて中にすすむと、清水にぬれて
海獣
(
かいじゅう
)
の
肌
(
はだ
)
のようにヌルヌルした
岩壁
(
がんぺき
)
を、
無数
(
むすう
)
の
沢蟹
(
さわがに
)
が走りまわったのに、ハッとした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここには旅行者たちが自分の名前を
刻
(
きざ
)
みつけることのできるような記念石もなければ、どこかに自分の姿をえがかせることのできるような
岩壁
(
がんぺき
)
もありません。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
青淀の
岩壁
(
がんぺき
)
をかく穿つもの
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
午後五時ごろ、一同は
岩壁
(
がんぺき
)
の南のほう、一マイルのところまでくると、そこに一
条
(
じょう
)
の細い
滝
(
たき
)
が、岩のあいだから落ちているのを見た。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
ばらばらと
櫓梯子
(
やぐらばしご
)
を
下
(
お
)
りると、ふたりは
真
(
ま
)
一
文字
(
もんじ
)
に
奥郭
(
おくぐるわ
)
の
内部
(
ないぶ
)
へはいった。そして、
岩壁
(
がんぺき
)
、
洞窟
(
どうくつ
)
を
利用
(
りよう
)
して
建
(
た
)
てられてある、とりでの
本丸
(
ほんまる
)
のなかへ走りこんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ようようにしてかれらは、左門洞百五十メートルくらいの地点にきた、しかし左門洞には、まだ
突出
(
とっしゅつ
)
した
岩壁
(
がんぺき
)
をまわらねばならないのである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
岩壁
(
がんぺき
)
の一たんに、ふとい
鉄環
(
てっかん
)
が打ちこんであり、
環
(
かん
)
に一本の
麻縄
(
あさなわ
)
か
結
(
むす
)
びつけてあった。で、その
縄
(
なわ
)
の
端
(
はし
)
をながめやると、大きな
丸太筏
(
まるたいかだ
)
が三そう、
水勢
(
すいせい
)
にもてあそばれてうかんでいる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“岩壁”の意味
《名詞》
岩壁(がんぺき、いわかべ)
壁のように切り立った岩。
(出典:Wiktionary)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
壁
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
“岩”で始まる語句
岩
岩窟
岩魚
岩角
岩代
岩屋
岩石
岩礁
岩畳
岩根