“ほんりゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
奔流100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇宙レンズで、強力なる宇宙線の奔流ほんりゅうをこのロケットにあびせかけたとき、どうなるかをひそかに診察しているわけだった。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
現代思潮の変遷はその迅速なること奔流ほんりゅうもただならない。あしたに見て斬新となすものゆうべには既に陳腐となっている。槿花きんかえい秋扇しゅうせんたん、今は決して宮詩をつくる詩人の間文字かんもじではない。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
彼は「運」を奔流ほんりゅうにたとえている。ひとたび奔流が荒れくるうときは、平野に氾濫はんらんし、木々や家々を倒し、大地をも強引に押し流す。万人が恐れむとも、いかに抗すべきやを知らない。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)