“槿花”の読み方と例文
読み方割合
きんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空を蔽う煙り煙り! 槿花(きんか)一朝の夢として、武蔵野に現われた阿房宮、逃げ水屋敷の燃え崩れる姿を、背景にして四散する人々!
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
“槿花(きんか)一朝(ちょう)の夢”といえば、わずか六字でもことはすむが、如実に再現しようとか分かろうとしてゆくと、きのうの経験さえも容易でない。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
面(おもて)をつけず熊野(ゆや)の舞一くさりあり。久次の牢輿(ろうごし)にて連れ行かれしを見送り「まことや槿花(きんか)一日の栄(さかえ)、是非もなき世の盛衰ぢやなあ」との白廻(せりふまわ)しも値(ねうち)あり。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)