“一抱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとかかえ41.7%
ひとかか37.5%
ひとかゝへ12.5%
ひとかかへ4.2%
ひとかゝ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると少佐はジープの中へ上半身じょうはんしんをさし入れて、ごそごそやっていたが、やがて中から一抱ひとかかえある布ぎれ細工のものをとりだした。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
朱と金でいろどった一抱ひとかかえほどもある大木魚もくぎょが転がッているかと思うと、支那美人を描いた六角の彩燈が投げ出してある。
(あの人は一抱ひとかゝへもある程大きいが、しかしそんなことは何でもない——美しい私のブランシュのやうな素晴らしい相手は誰もさうたんとは持つてゐませんからね。)
みんなポカンとして見てゐるうちに、甲虫は庭の空を横切つて、垣根かきねすみにある、大人の一抱ひとかかへもある、高い/\かきの木のてつぺんの枝にとまつてしまひました。
かぶと虫 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
一抱ひとかゝへのかずかずの薔薇ばら
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)