“一辛抱”の読み方と例文
読み方割合
ひとしんぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おぎん! お前は悪魔あくまにたぶらかされたのか? もう一辛抱ひとしんぼうしさえすれば、おんあるじの御顔も拝めるのだぞ。」
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
自慢の重い唐鍬とうぐわを振り上げ振り下ろしながら、四年前に、——この村にいたのでは、何時いつまで経ってもうだつがあがらないから、どこか、遠くへ行って、一辛抱ひとしんぼうして
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)